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症例紹介
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PDA(動脈管開存症)

心臓病の一つである動脈管開存症( PDA)の手術を行いました。

PDAは本来出生後すぐに消失するはずの大動脈と肺動脈をつないでいた動脈管が開存したままの状態のことをいいます。

この状態のまま無治療だと、生後一年以内に半数以上の患者が亡くなってしまうというデータも存在するため、当院では診断後できるだけ早期に外科手術をお勧めしています。

また外科手術も時期が遅いと不適応になる場合もあるため、当院では心臓超音波検査を行って手術適応かどうかを判断します。

PDAの特徴的な所見は聴診時の異常な雑音です。無症状の患者さんが多いですが、患者によっては咳や、呼吸促迫などの症状から失神までの症状を示す患者さんもいます。

今回当院に紹介来院された雑種犬も飼い主様が気になる症状はないということでした。しかし聴診を行うと特徴的な連続性の雑音が聴取でき、心臓超音波検査を行うと動脈管が描出されました。

超音波検査上の各種検査によりこの雑種犬は手術適応と判断し、当院で手術を行いました。

手術方法は動脈管を結紮する手術を行いました。今回は糸2本とその間に臍帯テープを用い、動脈管を結紮しました。

術後は雑音が消失し、血行動態も他の犬と同様なものとなりました。

この病気で手術を行った場合は今後薬を飲まなくても天寿を全うできるケースが多いです。この症例もまだ若いので長い犬生(?)を過ごしてほしいものです。



画像は一部補正しています。
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