こんなことでお困りですか?

症状 咳・呼吸が気になる

咳や呼吸が気になる場合、何か病気が隠れている場合があります。呼吸様式が気になった場合はご自宅で症状が起きている時に動画を撮影していただくと診察にあたった獣医師に見せていただくと診察の助けになります。呼吸がおかしい時は緊急状態かもしれませんので早めの病院の受診をお勧めします。

代表的な咳・呼吸の症状の原因

胸水

心臓が悪かったり、胸の中で感染が起こったり、血液中のタンパク質が少なかったり、胸の中にできものがあったり様々な場合で胸の中に水が溜まります。
レントゲン検査や超音波検査で胸水の有無を確認し、超音波検査や胸水の検査、レントゲン検査や血液検査を行うことにより胸水の原因の特定を行います。

気管虚脱

頑固な咳が症状です。空気の通り道である気管が悪くなる病気です。症状を抑えるためには内科療法が必要ですが、内科療法に反応しない場合は外科療法が必要になります。

肺水腫

心臓が悪かったり、また他の要因で肺の中に水が貯留する病気です。レントゲン検査や超音波検査で診断します。

肺腫瘍

いわゆる肺がんです。手術適応かどうかをさまざまな検査をして判断します。

軟口蓋過長

いわゆるノドチンコの部分が分厚く、もしくは長くなってしまう病気のことです。パグや、フレンチブルドッグなどの短頭種に認められやすい病気です。診断は、レントゲンや麻酔下での直接的な観察によってつけます。進行すると熱中症になってしまったり、少しの運動でも酸欠になりやすくなります。当院では軟口蓋切除手術もやっておりますのでご希望の方は当院までご相談ください。

前頭洞炎

慢性的な鼻水を呈します。診断はレントゲン検査にて行います。治療は抗生物質の内服、改善が認められない場合は手術を行います。

鼻腔内異物

鼻の中に異物が入ってしまうと、くしゃみや鼻水、また、異物が入った場所によりますが、逆くしゃみと呼ばれる症状を示す場合があります。診断は物によりますが、レントゲン検査や、内視鏡検査で行います。治療は内視鏡を用いての異物の摘出です。

鼻腔内腫瘍

鼻の中に発生するがんです。くしゃみや鼻水、鼻血、ひどい場合は顔面が変形してきます。治療法は緩和的な手術、放射線治療、内服薬による治療、抗がん剤が挙げられます。診断はレントゲン検査を行うことにより診断します。

歯根膿瘍

歯の根元が膿んでしまっても、くしゃみや鼻水の症状が出ます。診断はレントゲン検査ですが、詳しく見るためには歯科用レントゲンでの撮影が必要です。治療は、内服薬により小康状態を保つ場合もありますが、根本的な治療は原因となった部分の抜歯です。

リンパ球形質細胞性鼻炎

ミニチュアダックスに多い病気です。慢性的なくしゃみが続きます。診断は鼻腔内の内視鏡検査と内視鏡を用いての生検を用いて診断します。治療は免疫を抑える薬を処方します。

フィラリア症

蚊によって媒介される寄生虫疾患です。この虫は心臓に寄生し、かかってしまいますと心臓病になってしまいます。予防薬もありますのでしっかり予防をしましょう。診断は血液検査やレントゲン検査、心臓超音波検査などです。症状があまり認められない場合は内服薬で様子を見ますが、血尿など激しい症状が認められた場合は、心臓に寄生した成虫を取り出すつり出し術を行います。

猫の鼻咽頭ポリープ

鼻炎や耳の炎症を起こします。診断はレントゲンや、麻酔下での触診、耳鏡検査で行います。治療は外科手術になります

猫喘息

咳きこみ始めるとしばらく咳が出る症状が多く認められます。喫煙者の方がご家族にいらっしゃいますと発症リスクが上がります。診断はレントゲン検査にて行います。治療は炎症を抑える注射や、内服薬で治療します。

呼吸器疾患の診察

診察項目

診察項目

問診

どのような咳が出るか、呼吸様式の異常がないかお聞きします。

聴診

胸の音を確認します。

レントゲン検査

呼吸器で異常な見え方がないかどうか検査します。

超音波検査

胸の中に異常がないかどうか検査します。

血液ガス検査

呼吸器系の機能の異常がないかわかる場合があります。

内視鏡検査

全身麻酔下で鼻の奥に何かないかどうか、気管の部分に何かないかどうか調べます。

上記の症状がみられる場合には、お気軽に当院までお問い合わせください 上記の症状がみられる場合には、お気軽に当院までお問い合わせください

上記に該当しない症状がある場合には、当院までご相談ください。
経験豊かな獣医師が診察いたします。