こんなことでお困りですか?

症状 おしっこのトラブル

おしっこのトラブルがある場合は、水を飲む量は変わりがあるのか、尿の一回量が増えたのか、少量だけど頻尿気味になったのかなどの問診から始まることがありますので観察をしておいてください。おしっこが出なくなってしまう尿道結石などは命に関わる場合がありますので、おしっこの症状で気になる場合は早めの受診をお勧めしております。

おしっこのトラブルの原因 

膀胱炎

膀胱炎

頻尿や血尿、おしっこの臭いがきつくなったなどの症状が出てきます。原因としては細菌性のもの、結石によるもの、特発性のものなどですが背景に腎臓の病気が隠れていることもあります。検査は超音波検査や、尿検査を行います。腎臓の病気を見つけるために血液検査も行うこともあります。治療は原因によりますが、抗生物質の投与、結石を溶かすための食事、炎症止めの投与などが挙げられます。

膀胱結石

症状は、頻尿や血尿、ひどい時は食欲不振を呈します。検査はレントゲン検査や、超音波検査、尿検査などを行います。療法食で溶けるタイプの石であれば治療の中心は療法食です。ただ、巨大な結石や症状がひどい場合は手術をお勧めすることもあります。溶けない石の場合は手術により結石を取り除くことが必要になります。結石の原因は体質が関与されていると言われているために石が解けた後、また、手術をして結石を摘出した後も療法食を続けていく必要があります。尿道に石が詰まってしまった場合は尿道結石として処置します。

尿道結石

尿道に石が詰まってしまった状態です。緊急的な処置が必要です。早急にカテーテルを用いて石のつまりを解消する必要性があります。何回も詰まってしまったり、カテーテルでの詰まりの解消が不可能だった場合は手術を行います。当院では会陰尿道瘻や、腹部尿道瘻、陰嚢尿道瘻、PEGチューブを用いた尿道瘻などの術式を行っております。

膀胱腫瘍

膀胱にできるがんです。症状としては頻尿や血尿など膀胱炎と似たような症状をとります。治療も抗生物質の投与で一時的に良くなることありますが、抗生物質の投与では完治は望めず、薬剤耐性菌を生み出すことになってしまいます。検査はレントゲン検査や超音波検査、尿検査などです。治療は手術適応な場所にある場合は手術、不適応な場合は抗がん剤や抗炎症剤の投与を行います。

子宮蓄膿症

中高齢の不妊手術を行っていない犬で起こりやすい子宮の中に膿がたまる病気です。症状としては水を飲む量やおしっこの量の増加、陰部からの排膿、食欲や活動性の低下、嘔吐が認められることがあります。治療は手術で卵巣子宮全摘出術と抗生物質による治療を行います。治療開始時期が遅れると命に関わります。不妊手術を行っていない動物が具合が悪くなった場合は早めに病院まで来院してください。

糖尿病

血液中の糖分が体に吸収されず、血糖値が上がる病態です。症状としては食欲増加、飲水量増加、尿量増加が認められます。発見が遅れると食欲がなくなりぐったりしてしまうケトアシドーシスに移行することもありますので気になった場合は早めの病院の受診をお勧めします。尿検査や血液検査で診断します。治療は療法食やインスリンの投与です。

副腎皮質機能亢進症

コルチゾールという物質を作りすぎてしまう病気です。尿量が増える、飲水量が増える、食欲増進などの症状が現れます。コルチゾールが過剰だと様々な臓器のトラブルを起こすことが知られています。臓器のトラブルを予防するために飲み薬を飲んでもらったり、場合によっては手術や放射線治療を行います。

泌尿器・生殖器疾患の診察

検査項目

検査項目

問診

おしっこの量。水を飲む量。食欲、不妊・去勢手術の有無をお聞きします。不妊・去勢手術をしていないと泌尿器・生殖器疾患にかかってしまう可能性が高くなります。

触診

お腹の腫れがないかどうか触ります。

尿検査

尿糖が出ていないか、おしっこの水っぽさ、酸性かアルカリ性か、タンパク尿かどうか、石がないかどうか等検査します。

超音波検査

泌尿器、生殖器の形の異常を検査します。

血液検査

働きを検査します。

上記の症状がみられる場合には、お気軽に当院までお問い合わせください 上記の症状がみられる場合には、お気軽に当院までお問い合わせください

上記に該当しない症状がある場合には、当院までご相談ください。
経験豊かな獣医師が診察いたします。